遅ればせながら、5/20(日)稽古日誌担当の香田志麻です。
今回は音が入っての通しでした。
場面ごとに入る音楽は、まるでお芝居にさらに命が吹き込まれるようで感動します。
仙台公演を経て、こうしたい、もっとこうしてみたら、といった改善点がいろいろ見えてきました。
久しぶりの通し稽古はそんな様々な思いが消化しきれず、
なかなかリズムがつかめませんでしたが、演出やみんなからのアドバイスを糧に、試行錯誤しながら東京公演に向けて前進しています。
なぜ私たちは方言でやるのか
まだまだ迷いのある未熟な私はあらためてカンパニーの原点を考える機会となりました。
シェイクスピアの作品は、敷居の高い何か特別な世界にあるのではなく、普通に暮らしている私たちと何ら変わらない、身近なものだから、
方言には生きたことばとしての魅力があるように感じます。
そんなシェイクスピアの生き生きとした世界をみんなで楽しみたいから、なのではないでしょうか。
それは、東北にあたたかい、誰もが集えるグローブ座のような劇場を造る、という夢につながります。
アイヌオセロに関わる方々、スタッフの方やたくさんのお手伝い、応援してくださる方々の共有する思いに支えていただき、今、その皆さんとお芝居を創れることに感謝します。
観に来てくださる皆々様と共に『アイヌオセロ』を楽しめたなら本当に幸せに思います。