10月22日 稽古日誌番外編 鳴子合宿

 

 

10月21日~22日鳴子合宿を行いました。

 

10月22日の日曜日に早稲田桟敷湯でのオープンリハーサルに臨むためです。

 

 この「アイヌ オセロ」の稽古進捗は芳しくなく、これまでの私たちのお芝居でも、本公演に先立ち、プレ公演、リハーサル公演と称し大崎市松山酒ミュージアムや、早稲田桟敷湯等で無料の公演を行ってきました。

 しかし今回の公演では役者達が脚本を手に持って臨むという、いまだかつて無い、それは役者がセリフを覚えていないという状況のままお客様の前に立つ、という事です。

 

 全員揃っての通し稽古は当日、客入れ12時半少し前のギリギリまで行われました。

 

 

 

それが全員そろっての初めての通し稽古でした。その前日も午前11:00に鳴子に入り、夜は夕食こそあ

りましたが21:30まで稽古です。

 

 プロダクションの進行が遅れている理由は数々ありますが、関係している者それぞれが焦燥感を持っ

て出来ることをしようとしています。オープンリハーサルといえどもお客様を入れるといいうことはそ

れなりの公演にしなければなりません。劇団の内部事情などお客様の与り知らぬ事ですから。

 

 台風21号が来ていて雨の音が大きく役者の声が聞こえにくい。雨でお客様も少ないようだ。との判断

から舞台は早稲田桟敷湯の中桟敷のみ(これまでは中桟敷、通路を挟んで私設ミニ図書館というスペー

スを舞台にしていました。)での実施に変更。客席もコの字に座布団を敷きました。

 幕開け冒頭主宰による解説約20分、本編約100分の公演になりました。音響橋元さんは今回ご招待と

いうことで来ていただいていたのですが、それでは申し訳ないとキーボード手打ちでの音を入れてくれ

ました。ずいぶん違ったと思います。

 冒頭の主宰の解説の効果もあったのでしょう、ほとんどの方が公演後のアンケート用紙を提出して下

さいました。お客様のご意見は真摯に受け止め今後の舞台作りに役立てていきたいと思います。