遅くなりましたが、9月30日と10月1日の稽古日誌です。昭和のアイドルが好きすぎて、ゼミの課題研究をキャンディーズにすることに決め、
文化人類学の懐の深さに感動している恵美利亜役の増田寛子(20歳)が担当いたします。
先週から、土曜日も稽古を行い、日曜日は19時まで稽古場をかりるという形をとっております。これまで以上に集中して時間を無駄にせずに
稽古に取り組むようにしなければなりません。
土曜日は少人数でそれぞれが出演する場面を固めていく時間を多くとりました。動きをつけることで今まで見えていなかったキャラクター性
に気づくことができる面白さがあるように感じました。
日曜日は音響の橋元さんに来ていただきました。固める場面もあり、とりあえず止めずに通してみる場面もあり、全体の流れを確認しつつ要
所要所を深めていく稽古でした。芝居の輪郭が鮮やかになっていく部分もありますが、今までの解釈ではいけないと感じる部分もあり、悩み
ながらも楽しんで稽古に臨んでおります。指摘されたことを次回には改善していることはもちろん、惰性で流してしまわないように毎回新鮮
な気持ちで挑もうと思っております。ちなみにこの日は下館主宰のお誕生日でした。
前週に観劇した弁護士の先生方の「ラストオーダー2」 にはとても心が動かされました。伝えたい思いをしっかりと持っているからこその表
現が何よりも胸を打つのだということを改めて認識させられ、今まで小手先の技術だけを考えていたのではないかと深く恥じ入りました。
着実に稽古を重ねていきながら、心から伝えたい思いを一人一人が持っていなければお客様の心に響くものにはなりません。
自分の役を愛し、共に舞台を作っていく仲間を愛し、そしてオセロという作品を愛することを大事にして、支えて下さる方々への感謝を忘れ
ずにこれからも稽古に励んでまいります。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。